潜在意識に働きかける第三の笑い
自笑力とは第三の笑いを実践することで身に付く能力です。
詳しく言うと
第一の笑いは自然発生的に起こる笑い。
第二の笑いはギャグやユーモアを使った笑い。
第三の笑いは楽しくなるために自ら笑う笑い。
つまり第三の笑いは「幸福だから笑う」のではなく「笑うから幸福」のです。
第三の笑いは頭で理解する笑いではなく、身体とこころで感じる笑いですから潜在意識に働きかけます。
なので自然に考え方が身に付くので、人生を楽しくするのは自分の氣持ち次第であり、
他人や周りの出来事は関係ないとこころと身体で理解できます。
そして日常に笑いが溢れ、自然に愚痴や不満がなくなります。
この逆境でも楽しく笑って受け止める能力を、
自ら笑える力=『自笑力』(じしょうりょく)と名付けました。
笑うだけで逆境に強くなる。
①逆転の発想マインドが身に付く
自笑力は「面白いから笑うのではなく笑うから面白い」という、
常識の180度逆転したものの観方です。
これが頭だけでなく、身体でも理解できているので、世の中を逆から観る力が付きます。
例えば
「出来ないからやらないのではなく、やらないから出来ない。」
「効果があればやるのではなく、やっているうちに効果はでてくる。」等のマインドが
頭と身体で身に付いてくるので、理屈ばかりで行動しないタイプの人を徐々に変えてゆきます。
②常識を破る発想マインドが身に付く
今までの常識を破る第三の笑いを実践して自笑力を身に付けるということは、
世の中の常識を打ち破ることにチャレンジしたという経験を得ます。
この経験が業界や世の中の常識を破る新しいアイデアを生み出す自信に繋がります。
③組織の成功イメージの共有
組織の人数が増えるに従い、それぞれの思惑が入交りトップの意思は末端まで行き渡りにくくなります。
どこの会社でも朝礼の際に言葉で共通目標を唱和したりしますが、氣合いが入っているのは営業部だけで
その他の部署は知らぬ顔という会社も多々あります。
それは言葉だけで目標を伝えようとしても、それぞれの役割によって目標が異なるために
社員各自の氣持ちがバラバラになるのです。
第三の笑いは、目標を達成した後の喜びの氣持ちを全員で体験することで、
言葉を超えて社員各自の潜在意識に働きかけます。
その結果全員で成功イメージの共有ができ、自信が生まれ、メンタル面から仕事の業績に反映されてきます。
④会社を根底から変える
第三の笑いはこれまでの常識を破る笑いの概念のため、
常識を破ることに最初は抵抗を感じる人も多いでしょう。
そのため組織全体に浸透させるには数か月から数年かかると予想されます。
しかし、早い人なら1か月位で自笑力を身に付けることができます。
その人たちを核にして組織に浸透させれば効果は早いと思われます。
現代ではネット・コミュニケーションが主流になりつつあるので、
組織全体の一体感、一致団結力などが薄れてきています。
今後、世の中は増々グローバル化され外国人労働者が増えれば、外国人顧客も増加し
今までの常識では考えられないアイデア、要求、問題などの発生も予想されます。
また国内的には高齢化、人手不足、内部からの情報漏えいなども深刻化しています。
その様な問題に対して、一人一人のパフォーマンスが高くても、団結力(協力)が無ければ
組織はそこから崩壊する危険があります。
今こそ組織の団結力が問われる時代です。
祖組織全体で自笑力を身に付けてどんな問題が起ころうとも、
ピンチをチャンスに変えてゆくことができる企業が増えることを願っております。