「笑いエネルギー」とは？
近年は笑いの健康に対する効果などがたくさん報告されていますが、
残念ながらまだ「笑いエネルギー」としては科学的には証明されていません。
しかし証明されていないから存在しないわけではありません。
人は笑うことにより肉体的、精神的な変化が生じます。
この変化は身体的健康を増進させるだけではなく、
私たちの思考判断に影響を及ぼし希望をもって行動する活力となります。
つまり物事をどの様に受け止めて、どの様な氣持ちで行動するかに影響を与えるのです。
簡単に言えば、あなたの人生に影響を与えるということです。
例えば人から同じ用事を頼まれた場合、嫌いな人から頼まれた時は文句を言いながらするけれども、
大好きな人から頼まれた時はニコニコしながら喜んで取り組んだりしたことは誰もが経験あるのではないでしょうか。
嬉しさ、楽しさ、感謝等の氣持ちが溢れている時に人は自然に笑顔で行動していますし、
そういう人を見るとこちらのこころも氣持ち良くなります。
笑い工学研究所では他人の氣持ちに働きかけてその人を笑顔にしたり、
その人をやる氣にさせるエネルギーを『笑いエネルギー』と呼んでいます。
繰り返しますが、笑いブームの影響で「笑う＝面白さ」が強調されていますが、
人は喜びや感謝や安心を感じた時にも笑っているのです。
というよりも笑いの本質は喜び、安心なのです。
そしてこの時に明るい前向きのエネルギーが生まれているのです。
これは人間が生まれた時から誰もが持っている社会と「共存」するための能力なのです。
赤ちゃんの頃は誰でも面白くなくても笑っていたのです。
でも、大人になった今は、その能力を封印してしまっているだけなのです。
いつでも、どこでも、誰でも笑える「笑いエネルギー」
笑い工学研究所ではこの笑いエネルギーを個人や集団でプラス方向に活用することで、
個人の能力開発やメンタル疾患の予防改善、コミュニケーション力や仕事のモチベーション向上、
家庭や職場環境の改善を実現することができると考えております。
そのためにはいつでも、どこでも、誰でも、手軽に笑いエネルギーを生み出せることが必要です。
しかし日常生活においては笑う理由を偶然の楽しい出来事や、ギャグやユーモに頼っていることが多いので、
笑いエネルギーを必要な時に利用することはできないのです。
そればかりではなく、人生が思い通りにならなくて、不平不満ばかりでてくる原因でもあるのです。
■何故、第三の笑いが必要なのか？
私たちは頭で考えていることよりも心で感じていることを無意識で優先するので、
怒りや不安な状態を切り替えて楽しさや喜びの状態を持続させるために必要なのです。
自分がいつも何にフォーカスしているかが自分の人生を決めますから
怒りや不安にフォーカスせずに希望、喜び、楽しさにフォーカスするようにしましょう。
そのためには普段から小さなことでも大きく喜ぶ様にする習慣が大切です。
「こんなことで喜ぶなんて子供みたいで恥ずかしい。」などと他人の視線を氣にせずどんどん喜びましょう。
「思考は実現する」の誤解
「思考（健在意識）は実現しない。心の中で感じていること（潜在意識）が実現する。」
思考がそのまま実現するのは、自己否定をしない人です。
普段から何かを考えたら、心の状態（感情）がそれを実現した様な気持ちになれる人は
すぐに行動を起こすので結果を出すのが早いです。
逆に、思考と心の状態がバラバラな人はなかなか実現しません。
例えば愛想笑いのように言葉にしたことと、心の中で感じていることがバラバラ状態のことです。
会社全体で「全国1位を目指すぞ！」と宣言しても「自分にはどうせ無理だろう。」と感じたり
「お金持ちになりたい。」と思っても、物を買う時に「高い金額は払いたくない。」と感じていれば、
潜在意識はこころで感じていることにフォーカスするので、「全国1位成れない言い訳」や「安い商品で我慢する」ような思考や行動をとってしまうのです。
更に重要なことは、その事に自分自身で氣付いていないので、
現在の自分の境遇を他人や社会のせいにしてしまう傾向があるということです。
特に日本人は遺伝子的に物事を悲観的捉える割合が人口の３分の２と西洋人に比べて高いので、
普段から自分がどんな気持ちでいるのかを意識する癖をつけ、
怒りや不安等を感じていたら笑って氣持ちを切り替えて
物事の明るい面にフォーカスすることがストレスを減らすことに繋がります。
そのために、いつでも、どこでも、誰でも、手軽に笑える『第三の笑い』が必要なのです。
