一般的なメンタルヘルス対策の落とし穴
一般的なメンタルヘルス対策のステップは次の通りです。
①ストレスを自覚する。
②ストレスに対処する。
a.ストレスの元をなくす。
b.ストレスの元に対する考え方を変える。
c.感じたストレスを発する。
しかし、仕事上のストレスに関してはなかなか効果があがりません。
ストレスを抱えている人の多くは、①のストレスは自覚していても
②のストレス対処が思う様にできないことが問題です。
a.ストレスの元を無くすといっても、ストレスの原因が上司や仕事の内容であった場合は
自分ではどうすることもできないことが殆どです。
転職すれば今の仕事へのストレスは無くなるけれども、職探しや収入面でのストレスがでてきます。
b.ストレスの元に対する考え方を変えるのも問題があります。
よく言われるのは「上司やお客様の叱責は自分の成長のために言ってくれていると思いなさい。」ですが、これは頭で解っていても、こころの底から納得できていないので、逆にストレスを誤魔化してしまう恐れがあります。
こころのそこから納得するためには、頭で考えるだけではダメなのです。
c.感じたストレスを発散する。
ストレス対処といえば殆どの人が何かで発散するという手段を取っています。
しかしこれも、趣味やスポーツ等の楽しみで発散するのらいいのですが、
ストレスを忘れるために強い刺激を求めてアルコール、薬物、ギャンブル、セックス、ゲーム、宗教、開運グッズ等に没頭してしまうと、逆に依存症の危険性がでてきます。
これらの問題をクリアできるのが笑い工学研究所の『第三の笑い』なのです。
笑うだけでいいのです。
しかもランニングコストゼロです!
「ストレスを無くす」という発想を無くす
では、いったいどうすればいいのでしょうか?
「ストレスを無くす」という発想を無くせばいいのです。
どういうことかというと、
「ストレスを無くす」とは「ストレスが有る」ということを潜在意識は感じとります。
詳しくいえば、あなたは無意識でストレスにフォーカスしています。
潜在意識は良い悪いの区別はしないので、あなたのフォーカスしているものがあなたの欲しいものだと感じとり、あなたをストレスを感じ易い様な思考パターンに作り変えてゆきます。
ストレスを無くそうとすればするほど、あなたはストレスにフォーカスしてしまうのです。
好きな人に振られた時に、その人を忘れようとすればするほど、その人を思い出すのと同じですね。
なので、ストレスにフォーカスするのではなくて、身の回りの喜び、楽しさ、感謝にフォーカスすればいいのです。
あなたの大切な時間を怒り、不安、恐れに費やすのではなく、喜びや感謝の時間を増やせばいいのです。
こういうと「嬉しいことや楽しいことが無いからストレスを感じているんだ。」という人も多いでしょう。
これはストレスにばかりフォーカスしているために、こころのエネルギーが底をつき、
些細なことでは喜んだり感謝できなくなってきているのです。
このままゆくと、「人生の喜びや幸せは誰かから与えてもらうもの」という思考パターンになり、依存症になる危険性があります。
身近な小さな事を大きく喜ぶ
ですからまずは
身近な小さな事を大きく喜んだり感謝した笑ってみてください。
「今日もご飯がおいしぃ~ハッハッハ。」
「お日様が氣持ちいい~ハッハッハ。」
「さっきのコンビニの店員さんの笑顔が素敵だった~ハッハッハ」
こんな単純ことで喜ぶなんて馬鹿じゃないと思うかもしれませんが、
潜在意識は良い悪いの区別はしないので、どんなことで喜んでもいいのです。
あなたが今この瞬間に喜びや感謝を感じているということが大事なのです。
あなたのフォーカスがストレスから外れているからです。
あなたは自分でストレスを喜びや感謝で上書きできるのです。
潜在意識の開発は身体を使う
ここでのポイントは喜び・感謝を全身で表現して感じることです。
他人の視線を氣にして頭の中でだけ喜んでも効果は少ないです。
潜在意識にまで届かないからです。
潜在意識はあなたの感情を身体を通して受け取ります。
実際に嬉しい時はガッツポーズ等が自然にでてきませんか?
これは「思考と行動と感情が一致している状態」で、こころも身体も氣持ちいい状態です。
ところが、「お日様が氣持ちいい~ハッハッハ。」と笑いながら、
こころの中で「バカバカしい。」と感じていると思考と行動と感情が一致していない状態」なのでストレスを感じます。
なので小さなことを全身で大きく喜ぶ習慣を付けましょう。
笑い方はこちらで紹介しいます。
第三の笑いの笑い方